体を動かすエネルギー源は、糖質、脂質、タンパク質です。とりわけ運動中には、糖質と脂質が重要なエネルギー源となります。
糖質は、「体内貯蔵量が低い反面、エネルギー源として利用しやすい」という特徴があります。一方で、脂質は、「体内貯蔵量が多い反面、エネルギー源として利用するためには、手間・時間がかかる」という特徴があります。
このように、糖質と脂質は、エネルギー源の観点からみれば、相反した性格を持っています。
「脂肪は20分以上運動しなければ燃焼されない」といった記述を雑誌やインターネットで見かけることがあります。しかし、この言説は、科学的に誤りがあります。
安静時では、脂質を主たるエネルギー源として利用していますが、運動強度が上昇するに伴って、糖質の利用割合が増加していきます。つまり、糖質および脂質は、どちらも運動に必要な重要なエネルギー源であり、どちらか単独のエネルギー源のみが利用される状況は起こりえません。
脂質をエネルギー源として利用するためのプロセスは、糖質に比べやや複雑になります。
”マラソンの35kmの壁”。残りわずかであるにもかかわらず、エネルギーを生み出すことができなくなり、リタイヤを余儀なくされる状況を示した言葉です。この状況では、当然ながらアスリートの体脂肪率は0%ということはなく、脂肪は、依然としてエネルギー源として利用可能な状況です。
しかし、体内貯蔵量の少ない糖質は枯渇し、エネルギー源として十分に利用できない状況となっています。この35kmの壁は、分子・細胞レベルでみれば、糖質が枯渇したことにより、脂肪が残存していたとしてもエネルギー源として利用できない状況であることがわかります。
また、細胞内のイオン濃度の調節に必要なエネルギーは、解糖系によるATP産生によって賄われます。”糖質は、運動中の最も重要なエネルギー源”なのです。
北浦和のスポーツ整体では、根本的な原因を探り機能分解することによって筋肉や骨格の動き方の調整を行ないます。
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