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北浦和のスポーツ整体。脂肪の新しい役割(1)

「脂肪」 という言葉を聞いて何を連想するでしょうか。たとえば、Googleで、「脂肪」 という言葉をキーワードで画像検索をかけると、「体脂肪」 や 「肥満」 を連想させる画像が上位に出てきます。

このように多くの人々にとって、「脂肪」 は悪者として捉えられていることが多いです。確かに、脂肪は過剰に体内に蓄積すれば、肥満症となり健康を害します。しかし、脂肪は元来、生体にとって重要な組織です。脂肪の新しい役割も先端科学で次々と明らかにされています。

昔から、脂肪はエネルギーを貯蔵する器官として認識されてきました。脂肪が分解され、遊離脂肪酸が骨格筋でエネルギーとして利用されるまでのプロセスは誰でも知っているところです。

しかし、脂肪は、エネルギー貯蔵の役割だけではなく、身体を保護する緩衝材としての役割や、ホルモン合成・分泌などの生理機能も持っています。すなわち、脂肪の量や機能の変化は、アスリートの競技パフォーマンスや疾患の発症に潜在的に影響を与えます。

・肥満症や糖尿病などの肥満関連疾患と体脂肪の関係

体脂肪は、内臓脂肪と皮下脂肪に大別されます。過食などにより内臓脂肪が肥大すると、内臓脂肪組織内で炎症が生じ、TNF-αやレジスチンなどの炎症性のサイトカインを分泌するようになります。

これらの炎症性サイトカインは、骨格筋に作用して、インスリン依存的な骨格筋のグルコース取り込みに関わる細胞内の情報伝達を阻害します。「肥満によるインスリン抵抗性が生じること」 や 「糖尿病に進行すること」 の背景の1つに、内臓脂肪の炎症があることがわかります。

内臓脂肪の量とインスリン抵抗性などの糖代謝異常症の程度の間には、正の相関関係が臨床的にも認められています。

一方で、皮下脂肪とインスリン抵抗性などの糖代謝異常症の程度の間には、府の相関関係が認められています。すなわち、皮下脂肪が多ければ多いほど、糖代謝異常性のリスクが低いことを示唆しています。

肥満によって内臓脂肪では炎症・炎症性サイトカインの分泌が亢進しますが、皮下脂肪では、このような現象が生じないことが明らかにされています。これは、一言で脂肪と言っても、内臓脂肪と皮下脂肪では、異なる性質を持っているということなのです。

北浦和のスポーツ整体では、根本的な原因を探り機能分解することによって筋肉や骨格の動き方の調整を行ないます。

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、いつでもクライアントの健康な生活を第一に考え、気になる症状への対処や根本的改善を目指し、効果的な施術を行なっていきます。

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