からだ/健康

北浦和のスポーツ整体。ハンガーノック。

トレイルランニングやウルトラマラソンなどフルマラソンよりも長い超長距離レースでは競技時間も非常に長くなることになります。トレイルランニングで目標とする選手が多い100マイル(160km)のレースでは、コースレイアウトによって制限時間は40時間を超えることもあります。

そこまで極端なレースでなくても早朝にスタートして夜フィニッシュという制限時間が12時間ぐらいのレースもたくさんあります。

今回はこのような持久性競技だからこそ発生しやすい低血糖対応についてご紹介していきます。

マラソン競技では数km毎に給水所と言われるエイドステーションが設置されていて選手は手ぶらで走ることが多いです。全国で開催されているような都市型マラソンではご当地グルメなど飲食物も提供されていて、選手は各自補給をしながら走ることができます。

ウルトラマラソンと呼ばれるような舗装路でフルマラソンよりも長い100km程度走るレースでもフルマラソンほどではないですが、エイドステーションは充実していることが多いです。

山岳エリアで開催されるトレイルランニングの場合は、軽量化されたランニング用のバッグやウエストベルトに各自で水分と補給物を持つ習慣があります。
大会側で設置しているエイドステーションも10~20kmおきに1カ所というレースも多くあります。山はすべて自己責任・自己完結という習慣の影響があるように感じます。

このようなレースの背景もあり、レース中に何を補給するのかというのが各選手の戦略であり、計画を立てるのも能力の一部と考えられます。距離や累積標高などコースレイアウトに応じて思い思いの装備を用意してレースに出ています。知識不足で補給が少ないことや想定外の状況が体調不良につながっている症例が多くあります。

糖質補給については多くのサプリメントが販売されています。長時間のレースでは補給に関わる装備は重くなるため、軽量化を目指します。エナジージェルと言われる糖質の濃度が高く、水分量が少ないタイプが非常に多く摂取されています。消化吸収には胃腸の負担が少ないとされてエネルギーとしての利用も早いように開発されている商品です。

レース中にはさまざまな理由から胃腸障害となり固形物もジェルも水分も摂取できずに嘔吐してしまう選手もいます。エナジージェルだけを飲み続けるのも胃腸に負担がかかるとされていて、スポーツ用の ”ようかん” や ”ういろう” など多少?んで食べる商品もあります。

運動中にはハンガーノックと言われる低血糖状態による症状が出ることがあります。定期的な糖質補給ができていないなど理由は明らかです。症状には空腹感・冷や汗・頭痛・めまい・失神などがあります。

本人として急に脚が動きにくくなり走れないと感じることや、疲労感として認識して、低血糖と気づけないことも多いと言われています。

低血糖状態に陥った場合、応急で効果があるのはブドウ糖です。タブレットやジェルタイプのものを口に入れて20分程度して回復してきます。ブドウ糖がない場合は、スポーツドリンクやコーラなど何かしらの糖質を摂取することです。固形物を食べるよりも、吸収が早い飲み物のほうが回復は早くなります。

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、過酷な状況に陥りやすいトレイルランナーにも、効果的なメンテナンス・施術を行なっていきます。

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