からだ/健康

北浦和のスポーツ整体。骨格筋とミトコンドリア。

ミトコンドリアは体の中で、エネルギーを作ったり、細胞内のカルシウムイオン濃度の調節、鉄の代謝、細胞が死んでいくのを誘導したり、様々な機能を果たしています。

その中でも、スポーツや健康科学の分野では、とりわけ ”エネルギー産生器官としてのミトコンドリアの役割” について注目されています。

持久的なトレーニングをすることで、骨格筋のミトコンドリアの量は増加し、ミトコンドリアのATP(アデノシン三リン酸)産生能力は向上します。

ミトコンドリアの量・機能が向上することにより、運動中の骨格筋ではADP(アデノシン二リン酸)やPi(リン酸)の濃度の上昇が抑えられます。ADPやPiは、解糖系を活性化させる代謝物。したがって、ミトコンドリアの量・機能を向上させることで、い運動中の糖質の利用が抑制されることになります。

他方で、運動中のエネルギー源として脂肪が利用される割合が大きくなります。

また、骨格筋のミトコンドリアの量や機能の低下は、骨格筋の萎縮や代謝性疾患の原因となることが明らかにされています。さらに ”骨格筋のミトコンドリアの量や機能の低下は、骨格筋以外の組織・臓器の加齢関連疾患の原因となる” ことも明らかにされつつあります。

したがって、アスリート競技力向上にとっても、健康寿命を延ばすという点にとっても、より効果的・効率的に骨格筋のミトコンドリアの量や機能を向上させる新しい手法の開発が望まれています。

ミトコンドリアの生合成を促す因子の1つにAMPK(細胞内のエネルギー状態を監視し,その状態に応じて糖・脂質代謝などを調節するセリン・スレオニンキナーゼ)があります。グリコーゲンの低下を促進させるような運動は、効果的にAMPKを活性化させ、ミトコンドリアの適応を促すことができます。

例えば、グリコーゲンは利用しやすいエネルギー源で、エネルギー需要の高い運動開始直後や強度の高い運動を実施するときに優先的にエネルギー源として利用されます。そこで、高強度の運動を繰り返す ”高強度インターバルトレーニング” を行なうことで、急激にグリコーゲンを消費させれば、最終的にミトコンドリアの適応が効果的・効率的に得られる可能性が考えられます。

”あえてエネルギー状態を低下させることで、トレーニングの効果を高めようという発想” は奇妙と思われるかもしれませんが、分子メカニズムを理解することで、その合理性が受け入れられるのではないでしょうか。

北浦和のスポーツ整体では、根本的な原因を探り機能分解することによって筋肉や骨格の動き方の調整を行ないます。

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、いつでもクライアントの健康な生活を第一に考え、気になる症状への対処や根本的改善を目指し、効果的な施術を行なっていきます。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP