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北浦和のスポーツ整体。アキレス腱のねじれ。

アキレス腱と言えば、スポーツをしているときに起きやすい ”アキレス腱断裂” を思い浮かべる人も多いかもしれません。アキレス腱は、足のかかとの腱のことで、ふくらはぎに付いている、下腿三頭筋(ヒラメ筋、腓腹筋)がまとまってかかとの骨に付着する腱部分になります。ギリシャ神話に登場する不死身の英雄、アキレスの唯一の弱点であったと言われています。

実はこのアキレス腱、紐がねじれるような感じでねじれがあります。

アキレス腱は下腿三頭筋の停止腱です。腓腹筋の内側頭と外側頭、ヒラメ筋が踵骨(かかと)に停止します。腓腹筋の内側頭は、踵骨の表層外側に停止することになるので、ねじれが生じてきます。外側頭は深層に、ヒラメ筋は表層内側に位置しないといけなくなります。

ヒラメ筋は、直立二足歩行するヒトで発達した筋で、そこにバリエーションがあるというのは共通しています。おそらく進化の過程でどのような形態になるかが固まっていないのかもしれません。アキレス腱はヒトを含めた哺乳類一般でほぼ同形式のねじれがみられるようです。

なぜアキレス腱のねじれがあるかはわかっていません。中等度のねじれが、どのように機能するかについてシミュレーション実験してみたところ、ねじれがあることでどのような方向へ動かしてもよいふるまいができることがわかります。ねじれがないと歪みが出てしまうことから、このねじれは適切な可動性を保つうえで必要なのだと思います。

下腿三頭筋は張力を発揮しなくてはいけないので、ねじれは、おそらく力学的に強い構造になっているのではないかと考えられています。

ストレッチングについても、まっすぐに行なうだけでなく、ねじれを考慮することで、いろいろな角度へ意識したストレッチングを行なうことができるのではないでしょうか。

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、アキレス腱のストレッチなど、効果的なメンテナンス・施術を行なっていきます。

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