からだ/健康

北浦和のスポーツ整体。変形性股関節症。

人間の体の中で最も大きい関節である ”股関節” は、ただ体重を支えるだけでなく、”立つ” ”歩く” ”座る” など日常生活の基本動作を司どる要となっている関節です。

その股関節の病気の中でも、一番患者数が多いのが ”変形性股関節症”。変形性股関節症は、股関節の軟骨が少しずつすり減ることによって股関節の痛みや歩行障害が現れる病気で、現在、日本国内には100万人以上の患者がいると言われています。

一次性のものは、加齢や肥満、オーバーユースによって軟骨がすり減ります。これに伴い、軟骨は硬くなり、骨が骨棘という突起を形成することもあります。症状は、股関節はもちろん臀部やももにも痛みが出ることがあります。歩き始めに痛みが現れ、しばらくすると痛みがなくなりますが、長時間歩くことでも痛みが出ることもあります。

また、症状が悪化すると安静時でも痛みを感じ、夜なかなか眠れず睡眠障害を起こすケースもあります。痛みで体を動かすことを少なくしてしまいがちですが、筋肉を動かす機会を少なくすると筋肉が硬くなりうまく関節を動かすことができなくなります。それが原因で靴下を履きづらい、足を上げづらいので階段を昇りにくいといった症状も出ます。

また、臀部の筋肉がうまく機能しなくなり、患側の股関節の足が地に着くと体が傾き、肩を揺らしながら足を引きずったような歩き方をしてしまう跛行という症状も現れます。

股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節です。大腿骨の上端にある ”骨頭”は丸い球のような形状で、骨盤の ”寛骨臼”にある ”臼蓋”という受け皿のような部分にすっぽり収まる構造になっています。

骨頭と臼蓋の間には、クッションのはたらきをしている厚さ2~3mmの軟骨があり、直接骨がぶつからないようになっています。さらにその周囲は ”関節包”という袋で守られ、その内部は ”関節液”という液体で満たされています。

関節液は関節を滑らかに動かす潤滑油の役目があり、軟骨に栄養を与える役割もあります。軟骨の主成分は水やコラーゲンで、血管や神経などはないため、多少すり減った程度では痛みは起こりません。

しかし、軟骨のすり減りが進み、徐々に軟骨の下にあった骨が露出してくるようになると、直接、骨同士が擦れるようになって痛みが発生し、骨同士が押しつぶされることで骨が固くなる ”骨硬化”という症状もみられるようになります。

さらに症状が進行すると、接している骨の周辺に ”骨のう胞”という穴が開きます。すると今度は、それを修復しようとする作用で ”骨棘”という突起状の骨がつくられるようになり、次第に関節(骨)そのものが変形していきます。

変形性股関節症は、股関節に負担のかかる生活や行動を続けているうちにあっかしてしまいます。まずは自分の生活に問題がないか、見直す必要があります。体重コントロール、適度な運動、冷えの予防、生活スタイルの見直しなど、毎日の生活で気をつけていきましょう。

強い痛みがある時にはまず安静が必要ですが、長時間動かさずにいると、今度は筋肉が固まり可動域が狭くなってしまいます。股関節の動きが悪くなると、軟骨に栄養を与える関節液がうまく行き渡らず軟骨の状態も悪くなるため、痛みが少し落ち着いてきたら、関節を動かしやすい状態にしておくために周りの筋肉を緩めていきます。

また、ももやお尻、腹筋など股関節周辺の筋力を強化すると股関節の負担を軽減することができます。

北浦和のスポーツ整体では、根本的な原因を探り機能分解することによって筋肉や骨格の動き方の調整を行ないます。

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