神経筋接合部は、運動神経終末と筋線維が”実際には接触していないが接続している”部分のことです。神経終板、と呼ばれることもあり、中枢神経系からの命令を最終的に効果器に伝達する場所だということがその名称からも理解できます。
脊椎動物では、通常、神経終末からアセチルコリンが放出されて筋細胞の受容体にキャッチされることで、筋細胞の脱分極が起こり、活動電位が発生して筋が収縮する、という順に反応が起きていきます。
子どもの身体は大人の身体のミニチュア版ではありません。
中枢神経の発達や身体の成長に注目が集まりがちですが、そもそも身体を機能させるための構造自体が未熟であることはあまり話題に上りません。
運動の遂行を例にとると、脳が指令を出しても、電位が伝わる神経組織や、最終的な伝達部分である神経接合部が構造的に未熟であれば、最終的に表現される運動が大人とはまったく質の違うものであるということにたどりつくのはそれほど難しくないと思います。
神経筋接合部は、加齢や疾病によってその数や構造が変化することがわかっています。また、身体を動かさないことで起こる廃用性筋委縮に伴なって変性することもわかっています。さらに、廃用や運動によって受容体のアセチルコリン感受性に変化が起こるなど、機能性についても変化すると言われています。
このように考えると、胎内の受精卵から発生し、出産を経て成長し、老衰していく過程すべてにおいて、構造・機能それぞれが変化していく動的な身体の様子に、生きるということは変化していくことなんだと感じざるを得ません。
成人の身体だけを考えても、およそ37兆個とも60兆個とも言われている細胞すべてが、入れ替わりながら、はたらきを変化させながら外側からはあまり変化の見られない状態を保っているということにも驚きます。
北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、いつでもクライアントの健康な生活を第一に考え、気になる症状への対処や根本的改善を目指し、効果的な施術を行なっていきます。
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