からだ/健康

北浦和のスポーツ整体。ロコモ、フレイル、サルコペニア。

日本は長寿社会を迎えて久しく、人々の注目は平均寿命のみならず健康寿命にも集まってきています。より長く、より健康に生きたいと願うのはごく当然のことだと北浦和の整体では考えます。

最近よく耳にする ”ロコモ”。”ロコモティブシンドローム”(運動器症候群)の通称です。体を動かすのに必要な運動器に障害が起こり、”立つ” ”歩く” といった動作が困難となり、寝たきりになる危険性が高くなる状態を言います。高齢者の健康寿命の延伸や生活の質の向上、社会参加を促進するには ”ロコモ” を早期に対策・予防することが大切です。

健康寿命とは、”健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間” のことです。平均寿命との違いは、要介護や寝たきりといった人の手を借りなければならない ”不健康な期間” にあります。この期間は本人やその周りの家族などにも大きな影響を与えます。健康寿命を延ばすためにロコモ対策は欠かせません。

サルコペニア…”高齢期にみられる骨格筋量の減少と、筋力もしくは身体機能の低下” と定義されます。ギリシャ語で筋肉を表わす ”sarix” と消失を表わす ”penia” を組み合わせた言葉です。当初は筋量の減少のみに注目していましたが、現在では筋力や歩行速度など機能的な低下も含んでいます。

基準としては、握力の低下(男性:26kg未満、女性:18kg未満)と歩行速度低下(0.8m/秒以下)のどちらかを満たし、かつ骨格筋量が規定量を下回った場合にサルコペニアと診断されます。

ロコモティブシンドローム…通称 ”ロコモ”。”骨格筋、骨、関節などの運動器の機能低下によって立つ、歩くなどの移動機能が低下した状態” と定義されます。筋量の減少や骨粗しょう症、骨折、関節疾患、関節痛などを患うと、筋力やバランスが低下します。その結果、立つ、歩くなどの移動能力が低下するわけです。サルコペニアはロコモの原因の一つと言えます。

またロコモの対象は高齢者だけでなく若年成人も含みますから、若い人でも他人事ではありません。高齢者の問題だから自分には関係ない、などと勘違いして油断してはいけないと北浦和の整体では考えます。

※ロコモ診断テストの1例:40cmの高さの椅子に腰かけ、片脚で立ち上がる。左右どちらかができればOK。

フレイル…”高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態” と定義されます。私たちは普段、生活を全力で行なっていません。余裕を持って動いています。だから多少のケガや体調の悪いときがあっても、普段のペースを崩さずに生活できます。これが ”予備能がある” という状態です。しかし、フレイルではこの予備能がなく、常にギリギリの状態で生活しているので、一見普通と同じように生活しているように見えても、何かストレスが加わったときに耐えられずに一気に崩れてしまうのです。

フレイルは運動器についてだけでなく、非常に多くの意味を含んでいて複雑です。というのも、フレイルは高齢者に出現する状態を多方面からとらえる概念であり、筋力低下などの身体的側面だけでなく、精神や心理的側面、さらには社会的側面も含まれるからです。この3つの側面をそれぞれ ”身体的フレイル”、”精神心理的フレイル”、”社会的フレイル” と呼びます。

身体的フレイルは運動機能低下だけでなく、低栄養や口腔機能低下など、身体の機能障害を幅広くとらえています。フレイルとロコモ、サルコペニアの関係については、身体的フレイルの原因の一つにロコモがあり、さらにその原因の一つがサルコペニアということになると北浦和の整体では考えています。

精神心理的フレイルは認知症やうつ病など、精神状態が活動に影響することで日常生活動作の低下につながる状態を指します。また社会的フレイルは独居や閉じこもり、さらには経済的困窮など、活動量が制限されてしまうような社会的な問題を抱えている状態を指します。

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、ロコモの心配がある方にも、効果的なメンテナンス・施術・アドバイスを行なっていきます。

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