スポーツ障害/外傷

北浦和のスポーツ整体。ふくらはぎの肉離れ。

”肉離れ” は、急に走ったり、全速で走ったときやジャンプなどの動作で、筋肉が強く収縮されるために、筋線維の一部が損傷した状態を言います。運動種目では短距離走に圧倒的に多く発生しています。その他、跳躍、ハードル、中・長距離でも発生しています。

ダッシュをすると脚を前方に投げ出したときにブレーキとなるハムストリングに発生するのが典型例の1つで、選手がブチンとかバチンとかドュルンと受傷時の感覚を表現するように、急性に痛みが発生して運動継続が不可能となります。

ふくらはぎに起こる肉離れは ”テニスレッグ” として知られていて、ボールを打つ直前に脚を後ろに一歩踏み込んだ際に起こるとされています。

テニスに限らず、急激な踏み込み動作を行なうラクロスやアメフト選手にも肉離れが発生するのは想像に難くないでしょうが、不思議なことにランナーやトライアスロン選手にも肉離れは発生します。

持久系競技者でもスピードアップのためにレースのスピード以上の速いランニングやスプリントを行なうことがあり、その場面で発生することもありますが、意外にもゆったりとしたジョギングで発生することもあります。

ゆったりとした動作であっても何らかの原因で肉離れが発生することがあるようで、持久系競技者の肉離れはそれほどレアなケースではないと言えます。

インターネットによる調査でも、ランナーが痛みを訴えている部位は、膝、腰に次いで、ふくらはぎが第3位となっていて、ランナーにとってケガの多い部位であることがわかります。

肉離れと言えば再発しやすいことが問題となります。肉離れ再発のリスク因子は、加齢と過去の肉離れの既往とされています。十分な改善がないままランニングを続けると、下腿はもちろん他の部位にもその代償を支払うことになりそうです。

今は肉離れの症状がなくても既往がある人では健常者と比べてランニングフォームに差があることもわかっています。

持久系競技者でも下腿の肉離れは起こり得ます。中年以上または既往がある人は、練習では急激な負荷の増加に注意することを心がけましょう。

また肉離れが発生した後には、どのレベルにあるのかも意識する必要があります。つまり、物理療法などを用いてミクロに治すのか、筋量や筋力を元のレベルに戻すのか、さらにランニングフォームを直そうとするのかを考えたいものです。

ミクロに治っていないのに筋量や筋力は回復しないし、筋力が戻っていないのにランニングフォームが健常者と同じにはならないでしょうが、実際には同時進行で行なっていく必要がありそうです。

肉離れは、痛みが消えたからといって治っていないことが、少なくともランナーのふくらはぎの肉離れにおいてはランニングフォームという観点から裏付けられ、予防や治療法においてこれまで以上に慎重になったほうがよいでしょう。

北浦和のスポーツ整体では、根本的な原因を探り機能分解することによって筋肉や骨格の動き方の調整を行ないます。

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、受傷後スポーツ復帰を目指している方にも、適切な施術、ボディケアやテーピングを行なっていきます。

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