一般的には、加齢や膝を酷使することによって関節の軟骨がすり減り、骨同士がこすれたり、棘ができることで膝に痛みが現れるものを変形性室関節症と言います。日本人はO脚であることが多く、膝の内側に荷重がかかるため、痛みは内側に現れることが多いです。
変形性膝関節症の本当の原因は加齢や使い過ぎではないと北浦和のスポーツ整体では考えています。なぜなら、”年齢”や”酷使”が原因であれば、高齢者やスポーツ選手はみんな変形性膝関節症を発症することになります。しかし実際はそうではありません。90歳の方でも一度も膝に痛みを感じたこともなく、毎日30分以上散歩されている方もいます。
ということは、原因は加齢や酷使をしたことで軟骨がすり減ったことが痛みの原因にはなりません。本当の原因は”関節包”という軟部組織にあります。
関節包とは、名前のとおり関節の周りを包むもので、中に関節液が満たされていて潤滑油の役割となって関節をスムーズに動かしています。この関節包の周りに神経が密集しているので、関節包の動きが悪いと神経を刺激してこれが痛みの原因となるのです。
そして、関節包が固くなる原因は大腿四頭筋にあります。大腿四頭筋は骨盤からももの前側を通って膝のお皿を覆い、脛の骨(脛骨粗面)に付着する大きな筋肉です。この大腿四頭筋の緊張が強いと関節包周りの血液循環が悪くなることで関節包は血液から栄養を受け取れなくなり柔軟性を失います。
なぜ大腿四頭筋の緊張が強くなってしまうのでしょうか。それは骨盤が前傾(反り腰)して常に大腿四頭筋に力を入れていないといけない環境を自分で作っているためです。その人の日頃の姿勢や体の使い方によって緊張の強い筋肉があり、それが骨盤を前傾させるのです。
どんな姿勢が、どんな動きが筋肉に負担をかけているのかを意識することが大切です。加齢や使い過ぎによる痛みではなく、本当の原因を理解してその習慣を改善していくことが変形性膝関節症には必要になってくると北浦和のスポーツ整体では考えています。
北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、姿勢のアドバイスや効果的な運動などもお教えしながら、ボディケアを行なっていきます。
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