筋肉を動かすためには、エネルギー源としてATPと呼ばれる高エネルギー化合物が利用されます。ATP(アデノシン3リン酸)はリン酸を遊離してADP(アデノシン2リン酸)に変化し、この時生み出されるエネルギーを利用して筋肉は収縮します。
しかし、このATPの量はごく限られているため、運動を続けるにはATPの再合成や産生が必要となります。
ATPを再合成あるいは産生する経路は3つ存在し、それぞれ ”ATP-CP系” ”解糖系(乳酸系)” そして ”有酸素系” と呼ばれます。これら3つの経路にはそれぞれ特徴があり、運動時間や強度によって貢献度が変化します。
クレアチンはクレアチンリン酸の構成成分であり、肝臓や膵臓でアルギニン、メチオニン、そしてグリシンといったアミノ酸から生体内でも生合成されます。また、肉や魚にも含まれている成分であり、日常的に食事から摂取しています。
体内のクレアチンおよびクレアチンリン酸はほとんどが骨格筋に貯蔵されていて、一部は脳にも貯蔵されていることが知られています。
クレアチンリン酸はATP再合成経路である ”ATP-CP系” において、ADPにリン酸を与えてATPを再合成するというはたらきを担っています。サプリメントとしてクレアチンを摂取すると筋中のクレアチンおよびクレアチンリン酸貯蔵量を増加させることができ、運動パフォーマンスの向上がもたらされると多くの研究で示されています。
実際に、クレアチンはパフォーマンス向上において強いサプリメントであると言うエビデンスが複数の国際的なガイドラインで示されており、アスリートからも厚い信頼を得ているサプリメントだと言っていいでしょう。クレアチンのようにパフォーマンスの向上が期待されるサプリメントは ”エルゴジェニックエイド” と呼ばれています。
北浦和のスポーツ整体では、根本的な原因を探り機能分解することによって筋肉や骨格の動き方の調整を行ないます。
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