アポトーシスという細胞の死に方は、人間や動植物にとって生命を維持するために、自然に行なわれている生命現象です。
・がん化した細胞は、通常ならアポトーシスによって消えていく
アポトーシスが起こると、まず核と細胞質が縮小していき、次第にDNAが断片化します。すると ”体内の掃除屋” と言われるマクロファージという細胞にほとんど痕跡を残さずに貪食されてしまい、炎症などは起こりません。
しかし、このアポトーシスのメカニズムには多くのタンパク質や酵素が関与し、複雑な制御システムが形成されています。それゆえ、何らかの原因でアポトーシスを制御するタンパク質が活性化してアポトーシスを起こせなくなったり、遺伝子の守り神と言われるp53遺伝子の機能が損なわれアポトーシスを起こせなくなると、異常な細胞が死滅することなく増殖を繰り返し、がんになるリスクが高まると言われています。
・がんの治療とアポトーシス
がんが見つかってしまい治療をする場合、がん細胞はどのような死に方をするのでしょうか。
抗がん剤や放射線による治療は、がん細胞のアポトーシスを誘導するものと、ネクローシスを誘導するものが混在しています。免疫細胞を培養したり、ワクチン化して体内に戻す方法で行なうがんの治療は、がん細胞のアポトーシスを誘導するものです。この治療は生来体に備わる免疫という精巧なメカニズムを利用しています。
私たちの体内では、様々な免疫細胞たちが協力しながら日々がん細胞を見つけては排除しているのですが、加齢やストレス、病気などいろいろな理由により免役機能が低下すると、増殖し続けるがん細胞に対処しきれなくなり、がん細胞の増殖が進んでしまいます。
老化の原因である活性酸素をつくらずに、生命活動エネルギーを得る画期的な方法が ”プラズマ療法” です。北浦和のスポーツ整体では、今年4月に ”プラズマパルサー” を導入し、”プラズマサロン” の開設を予定しています。
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