生活/環境

北浦和のスポーツ整体。体温の調節。

暑くても寒くても、一定の体温を維持することは、生命を支えている代謝を触媒している酵素の活性を保つことにつながります。それは生命維持に欠かせないことです。

ヒトは常に、環境温度が上がれば体温を下げ、環境温度が下がれば体温を上げる機構をはたらかせて生きている、ということになります。

この体温を上げる仕組みを熱産生、下げる仕組みを熱放散と呼びます。熱産生の機能が多くはたらけば体温は上昇し、熱放散の機能をはたらかせれば体温は下降する、というわけです。この2つの機能の絶妙のバランスで、身体の深部体温はおよそ37℃に保たれています。

私たちは生きているだけで熱を産生し(基礎代謝)、食事をしたり作業をしたり日常生活活動を行なうだけでさらに熱を生み出していることがわかります。スポーツをすれば、なおさら熱は産生されていきます。

一方、熱の放散のほうは、環境温度との関わりの中で熱が外部環境に移動するのを促す機能が中心です。体温より高い気温の中で体温を下げるにはどうすればよいのでしょうか?

常温では熱放散量の60%が輻射によるものと言われています。輻射による熱の移動量は、熱を放射する物体の表面の絶対温度の4乗の差に比例する(ステファン-ボルツマンの法則)ということで、身体が面している物質の温度が低ければ、気温が体温と同じでも体熱が奪われる仕組みになっています。

つまり、気温に大きな変化がなくても日陰に移動するだけで、輻射による効果は高まるわけです。

また、輻射による熱の移動量は面積にも比例するため、身体を伸ばして表面積を大きくしたほうが、丸く縮んだ姿勢でいるよりも輻射熱の移動が大きくなります。

暑い日には日陰に移動するのはもちろん、日陰での姿勢もひとつの工夫として取り入れることに効果があるわけです。

冬の今の季節は逆に、環境温度に体温を奪われていく時期になります。低温環境下では、外界への熱放散量が大きくなるので、基礎代謝や軽度作業に伴なう熱産生だけでは正常体温を維持できません。

運動し、活動量と熱を産生する器官である筋の絶対量を増やすことが体温の維持につながることを考えると、この寒い季節において運動が果たすことができる役割はとても大きいものなのかもしれません。

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、いつでもクライアントの健康な生活を第一に考え、気になる症状への対処や根本的改善を目指し、効果的な施術を行なっていきます。

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